第56回特別ゼミナール 終了しました
薬物治療モニタリング研究会第56回特別ゼミナールのご案内
実行委員長・代表幹事 篠崎公一
実行副委員長・副代表幹事 渋谷正則
盛夏の候、皆様におかれましてはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
この度,下記の要領にて特別ゼミを開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
本特別ゼミナールは2コース同時開講・コース選択制となっており、2日間開講のTDMの基礎知識・対象疾患・対象薬とその投与設計法を学ぶ基礎知識・技能習得コース、初日全日開講の「薬剤師が薬物治療に積極的にかかわるうえでのTDMの役割」をテーマとする臨床活用コースⅠ、2日目全日開講の「良質な薬物治療を実践、提供するために薬物動態から薬効を予測する〜PK/PDパラメータの理解と投与計画を可能にするハンズオンセミナー〜」をテーマとする臨床活用コースⅡを企画しました。
基礎知識・技能習得コースは、「薬物動態学と薬力学の臨床応用;TDMの正しい理解のために(メディカル・サイエンス・インターナショナル)」の内容に加えて、対象疾患の基礎知識、発刊以降に得られた知見・コンセンサス、などを追加し、平成25年3月に発刊されました「新訂ウィンターの臨床薬物動態学の基礎(じほう)」の内容を踏まえて講義します。臨床活用コースⅠは、PK パラメータの特徴づけや薬物治療の評価と計画立案方法について、症例を例示し演習します。臨床活用コースⅡは、薬物動態から薬効を予測する方法を演習します。
ご多用のこととは存じますがぜひご参加をご検討下さいますようご案内いたします。
特別ゼミナール 概要
基礎知識・技能習得コース
会場:北里大学薬学部1号館 1202教室
開催日:平成26年10月11日(土)〜12日(日)
内 容 :TDM の基礎をなす薬物濃度測定法、薬物動態学 (PK)、薬力学 (PD) は、日々進歩しています。基礎コースは、TDMの実施に必要な基礎知識を修得することおよび臨床での各領域の TDM 実施ポイントを整理することを目的として開講します。
到達目標:1) TDM の実施に必要な基礎知識を説明できる。2) 喘息治療管理、臓器移植、てんかん治療および感染症治療における TDM 実施のポイントを説明できる。
1日目 --- 10月11日(土)
1.「採血から薬物濃度測定までの留意点」
講師: 小杉隆祥先生(東邦大学医療センター大森病院薬剤部)
2.「患者のPK解析・投与設計の留意点」
講師: 篠崎公一先生(北里大学薬学部)
3.「臓器移植における免疫抑制薬のTDM:アップデート」
講師: 小林昌宏先生(北里大学病院薬剤部)
4.「てんかん治療とヒダントイン系抗てんかん薬のTDM」
講師: 高尾良洋先生(横浜市立横浜市民病院薬剤部)
5.「抗てんかん薬のTDM:アップデート」
講師: 喜古康博先生(藤沢市民病院薬局)
2日目 --- 10月12日(日)
1.「母集団PK-PD解析アップデート」
講師: 鈴木昭之先生
(ファイザー株式会社クリニカルファーマコロジー部)
2.「母集団PK解析アップデート」
講師: 平岡聖樹先生
3.「PK, PDおよびTDMに基づく喘息治療管理」
講師: 渋谷正則先生(日本医科大学武蔵小杉病院薬剤部)
4.「グリコペプチド系抗生物質のTDM」
講師: 西圭史先生(杏林大学医学部付属病院薬剤部)
5.「アミノグリコシドおよびその他の抗菌薬のTDM」
講師: 篠崎公一先生(北里大学薬学部)
臨床活用コースⅠ
開催日:平成26年10月11日(土)
場 所:北里大学薬学部1号館 1203教室
テーマ 「薬剤師が薬物治療に積極的にかかわるうえでのTDMの役割」
内 容 : 薬剤師には、疾患に対する薬物治療の位置づけを理解したうえで、治療薬の選択および薬物動態学的特徴を踏まえた用法用量の評価を行い、個々の患者の最適な薬物投与計画を立案することが求められています。 本コースでは特に重要な薬物動態パラメータのひとつであるクリアランスをしっかりと理解した上で、TDMを含む薬物治療の評価と計画立案方法について臨床で活用できるように症例を例示し演習します。
なお、時間に余裕があれば、UCSFメディカルセンターでの研修のお話や感染症専門薬剤師に関する話題提供も予定しています。
到達目標:
①薬物治療の評価・立案方法を確認する
②薬剤ごとに体内動態パラメータ(特にクリアランス)を変化させる要因を理解する
③薬物動態学的知識を、治療の個別化に活用できる
講 師:花田和彦先生(明治薬科大学 薬剤学教室)
川名純一先生(明治薬科大学 公衆衛生・疫学)
土岐真路先生(聖マリアンナ医科大学病院 薬剤部)
栃倉尚広先生(日本大学医学部附属板橋病院 薬剤部)
臨床活用コースⅡ
開催日:平成26年10月12日(日)
場 所:北里大学薬学部1号館 1203教室
テーマ 「良質な薬物治療を実践、提供するために薬物動態から薬効を予測する
〜PK/PDパラメータの理解と投与計画を可能にするハンズオンセミナー〜」
内 容 : 参加者は各自のノートPCを持参していただき、薬物動態から薬効を予測する方法を演習します。エクセルのプログラムを使い、各自がPCでシミュレーションを可能にするところまで演習します。抗菌剤のPK/PDパラメータとMICの関係についても実際に計算演習します。
(注)本コース参加者は、Excel 2003〜2010のいずれかが動作するノート PC を持参して下さい。
講 師:松本宜明先生(日本大学薬学部臨床薬物動態学)
※受講者は、日本薬剤師研修センター認定シール6単位(1日参加は4単位)を取得できます。
特別ゼミナール募集要項
定員:基礎知識・技能習得コース(両日とも)各100名(先着順)
臨床活用コースⅠ、臨床活用コースⅡとも各50名(先着順)
受講料:
一般会員 | 学生会員 | 一般非会員 | 学生非会員 | |
1日コース | 7,000円 | 3,500円 | 14,000円 | 7,000円 |
2日間コース | 10,000円 | 5,000円 | 20,000円 | 10,000円 |
*受講申込と同時に研究会への入会も可能ですので、ゼミ当日までに年会費を納入された方の受講料は会員扱いとなります.また受講料には資料代 (プリント)は含まれますが,食事代,宿泊費等は含まれません.
受講申込み方法:
研究会ホームページ内の「特別ゼミナール受講申込」ページより 、必要事項を入力して申込ください。申込が確認され次第、事務局より受講申込の確認および受講料(同時入会の場合は年会費)の振込先をお知らせするメールをお送りします。
受講料の振込が確認され次第、受講申込の最終確認として振込確認メールを差し上げ、申込完了となります。
(*不明な点がありましたら、問合せページからご質問ください)
申し込み締め切り:
平成26年10月4日(土)(ただし定員となり次第締め切らせていただきます)
問合せ・連絡先:
薬物治療モニタリン研究会ホームページ内の「問合せページ」からお願いします。
《受講される方へ》受講に際しては,関数電卓(メモリー機能があるもの)を各自ご用意ください。また応用コースを受講される方は、Microsoft ExcelがインストールされているWindows PCを各自ご用意下さい。なお、受講料には食事代,宿泊費等は含まれません。追って,受講の確認通知と受講料入金方法を電子メールにて送付いたしますので,通知を受領後に受講料をご入金ください。また受講申込時に研究会への入会手続きを同時にして頂ければ、非会員の方でも会員としての受講料となります。
《お知らせ》薬物治療モニタリング研究会では随時会員登録を行っております。年会費は一般3000円,学生1500円です。会員登録された方へは,例会,および特別ゼミのご案内を電子メールまたはホームページでお知らせいたします。入会をご希望の方はホームページ内「研究会入会申込」ページから必要事項を入力の上、申込ください。追って年会費入金方法をご連絡いたします。なおゼミ当日までに年会費を納入され、会員登録をされた方の受講料は会員扱いとさせていただきます。
特別ゼミナール会場およびアクセス・交通
北里大学薬学部 (〒108-8641 東京都港区白金5-9-1)
(北里大学へは北里大学薬学部HP内のアクセスマップをご覧ください)
《会場への交通》
渋谷駅から東口下車 都バス「田87」系統 田町駅行15分 北里研究所前下車
広尾駅(東京メトロ日比谷線)から天現寺橋方面(出口1,2番)下車 徒歩10分
恵比寿駅(JR・東京メトロ日比谷線)から東口下車 徒歩15分、又は、都バス「田87」系統 田町駅行7分 北里研究所前下車
田町駅(JR)、三田駅(都営地下鉄浅草線・三田駅)から三田口下車 都バス「田87」系統 渋谷駅行15分 北里研究所前下車
白金高輪駅(東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線)から恵比寿方面(出口3番)下車 徒歩10分